登園拒否
朝。
上の息子はいつも早起きで、6時半前には起きてPCをいじっている。朝ごはんの時間までゲームをしたり動画を見たり。
下の息子は比較的起きるのが遅く、他のみんなが朝ごはんを食べようとしていても布団の中をもぞもぞして出てこなかったりする。
布団の隙間にのぞいた顔に近づいた。
「おはよう。さ、朝ごはん食べよう。」
指しゃぶりをしたままこちらをボーと見ている下の息子。
「昨日の幼稚園は楽しかったかい?」
反応がない。
「あれ、昨日体操教室行ったんだよね?」
「・・・やすんだ」
「え?」
「ねつがでてかえった・・・」
やりとりを聞いていたツマがイラッとした口調で下の息子に言った。
「◯◯◯、父ちゃんに話しな」
???
「自分で言えないの?」
???
「◯◯◯は幼稚園で熱が出たんで迎えに行ったの。」
???
「いつも遊んでくれるお友達が最近遊んでくれないんだって。3学期が始まってからだって。」
!!!!!!!!!!!!!
ツマに言われるまでまったく気がつかなかった。
ツマいわく、クラスで遊んでくれる人がいなくてそのストレスから熱が出たらしい。家に帰ったら熱は止んだんだそうな。そこまで思い詰めているなんて思いもしなかった。
ここのところ仕事が早いのでお見送りはあまりしていない。お見送りをしても門の前までなので、教室に入った後の息子がどうなっているか分からない。
でも2月頭に体操教室のお迎えに行った時はそれなりにお友達と遊んでいたから何も気にしなかった。バレンタインチョコをもらうくらいだから、クラスでも仲良くやっているのだろう、と思っていた。
何が原因だろう。
根拠はないのだが、まず最初に疑ってしまうのが宗教がらみのこと。
奉仕に出ていれば、同じ幼稚園に通っているお友達の家をピンポーン、という機会もあるだろう。道で出会えばその服装ですぐ察することができるだろう。
そんな噂が広まって「あの子と遊んじゃいけません」ということになっているのか?
ただこれはあくまでも推測で、本当の原因は別かもしれない。
ここ数日幼稚園に行く機会がないので、周辺の反応はつかめない。それ以前に自分がお友達のお母さんとお話する機会がない。親しいお母さん友達もいないしね。
遊んでくれなくなったお友達のお母さんに直接電話するなんて危険なマネもできない。
とにかく今は状況が分からない。
日曜日は本当に元気だった。公園で遊び回り、なわとびで新記録を出して「先生に教えるんだ」と喜んでいたのに。
下の息子の状況に気づかず、自分は門の前で「今日もいっぱい楽しんでおいで」と送り出していた。
父ちゃんに「幼稚園に行きたくない」と言えずに我慢していた息子。知らず知らずのうちに「幼稚園に行かなくてはならない」という圧力をかけてしまっていたのか。
明日からは午前保育になるので、それには行くらしい。
普通の家庭なら「それならほとぼりが冷めるまで休むか」と言うだろうが、JWに侵食されている家で、息子を家に置いておくのは危険だ。そのままなし崩し的に「◯◯◯が嫌がっているから幼稚園は辞めさせます」とツマが宣言することだってありうる。
今のところツマの言動からして、下の息子は幼稚園に通ってもらいたいようだが・・・
楽天的な考えだが、下の息子の思いすごしだったら、と思う。2月に風邪をひいて一週間近く休んだことがあったので、それも影響しているのかなあ、と。
下の息子が幼稚園に行きたがらなければ先はない、ってのは言いすぎか。
息子がどんな選択をするにしても感情的になったり頭ごなしに叱ったりしないよう、いろいろな想定をしておこう。