不自由研究???
通勤途中、道路でもがくセミをみつけた。
運良く車が通っていなかったので、拾って近くの木につかまらせた。
セミはお礼を言わない。だからというわけではないが、躊躇なく助けてやれる。
お礼を言われるような相手(人間)だと、お礼を期待してしまうゲスな自分になる。
「セミの恩返し」? 想像できん(笑)。
さて、小学生の息子たちには夏休みの宿題がある。
書き取りや算数のドリルなんてのはガンガン終わらせちまえばいい。
読書感想文も、本を読んで内容を憶えている内に書いてしまえばなんとかなる。
この頃は学校で「読書感想文の書き方」なるプリントを配ってくれるようだ。
自分の頃はなかったサービス。こんなんあったら、自分もあらすじばかりを書いて先生に注意されるようなことはなかっただろう。でもどう書いたらいいかを考えなくもなっただろう。
自分は夏休みの宿題では自由研究が一番好きだった。
生き物、特に植物に興味があったので、3年生の頃に、母が買ったオジギソウの観察をしたことがあった。詳しい内容は忘れたけれど、葉を触って閉じる時の様子や、復帰する様子を観察してイラストにしたんじゃなかったか。
ソースは「スライムの作り方」を自由研究の課題としたようだが・・・
いざその研究とやらを見てみると、ネットで公開されている作り方を印刷して切って貼っただけ。
「これ研究になってないじゃん。」とダメ出し。
「前にスライム作ってるじゃん。自分で作っているところを書かないと研究にならないでしょ。」
ソースは納得したようだったが、その後の彼の行動にびっくり。
それまでに書いていた紙をゴミ箱に捨ててしまった。
まったく極端な行動するなあもう。
それまでソースの自由研究を指導(指図)していたツマは半分以上怒りながら「捨てないでいいよ、これはこれでいいから、あと作っているとこの写真を入れたらいいでしょ。」と言った。
安直なレポート提出しても単位出ないんだから頼みますよ指導教官。
そんなんで、朝食後にいきなりスライム作りを始めたソース。
スライムって、ホント簡単にできるのだ。材料さえあれば5分くらいでできる。
色つきのスライムを作ったものの、選んだ色はなぜか肌色。赤だとか緑だとか選ぶ気もなく、ただ手元にあった絵の具を使っただけという。
心の中でダメ出しをしつつ、製作中の写真を撮る自分。
宿題を早く済ませたい気持ちは分かるけれど、時間をかけてじっくりやる研究も楽しいもんなんだよ。
そんなんで写真の印刷をやっている内に遅刻しそうになり、あわてて出勤。
他の子もこんな感じなんだろか。
ボヤージュも「カブトムシのようちゅうのけんきゅう」と銘打っていたが、生まれたばかりの幼虫の絵は実物を書いたが、それ以降はツマの指導の元、図鑑の幼虫の図を書いて済ませてしまった。10日後、20日後の姿を描くことが観察となり、研究となるのに、その機会を親が奪ってしまうような真似をするのはいいのかい。
楽園が来るのは死んでも待てるのに、たかが10日の経過観察が待てないってどうなのよ。
と今回もツマのグチでシメるオット。