iMac 21.5inch Mid2011 HDD換装
このところ自宅で使用しているiMacの起動がうまくいかないことが増えてきた。
起動途中で進行を示すバーが止まってしまい、そのままになってしまう。
電源ボタンを押しても起動しないことがあるし、内蔵500GBのHDDの容量も心もとなくなってきた。
「そろそろ買い替えかなあ・・・」
とはいえ新品のiMacを購入するとなると、一番スペックの低いものでも13万くらいになる。おまけにDVDドライブは別途購入しなければならないので、15万は軽く越えてしまう。
Windowsならもっと安くなるけれど、使い慣れたOSから離れるのはちとつらい。
そんな中、メモリの交換についてネットで調べていたところ、iMacのHDD交換の動画を見つけた。
自分でもできそうな内容だったので、部品を取り揃えてやってみることにした。
用意したもの
パネル取り外し用吸盤(100円ショップで購入)
トルクスレンチ T8,T10
(T8は内蔵HDDに取り付けたピンを取り外しするため、T10は液晶パネル取り外しのため)
メガネ拭き(取り外した後のパネル裏や液晶パネルにホコリがついた時のため)
精密部品の取り外し工具(実際にはつまようじ程度のもの、もしくは素手で対応できた)
HDD(WD40EZRZ-RT2) 容量4TB(初売りで税込み7500程度で入手!)
温度センサー付き電源コネクタ(6400円・・・意外に高い)
ガラスパネルを取り外し、液晶パネルを外し、コネクタを外すまでは容易にできた。
8年の間にたまったホコリを掃除機で吸い、ファンの汚れをブラシで取り除き、いよいよHDDの換装へ。
HDDを外すのは問題なし。
しかし外したHDDと装着予定のHDDの厚みが2倍近く違う・・・いけんのか?
iMacの内蔵HDDには温度センサーが内蔵されているそうで、センサーの内蔵されていないHDDを装着するとファンが暴走するらしい。
しかし温度センサー付き電源コネクタを取り付けると、その接続部分を収めるスペースが確保できない。
HDDの厚みが増えたこともあり、接続部分の逃げ場をどうするか、いろいろと試行錯誤をしてみた。
最終的にHDDに隣接した部品の隣にあるスペースに、元の電源コネクタを逃し、そこで温度センサー付き電源コネクタを接続することでなんとか解決した。
動画ではHDDの上部にスペースが確保できていたみたいだが、自分のマシンではそれが不可能だったので、枠の右部分に元の電源コネクタを置いて、そこに温度センサー付き電源コネクタを接続した。画像で理解いただけるだろうか。
そんなこんなで何とか換装完了。
換装後、初めてiMacを立ち上げようとしたところウンともスンとも言わなかったので焦ったが、一旦液晶パネルを取り外してから各種コネクタの接続を確認したところ、次は正常に起動した。HDDの厚みが増したため、コネクタ部分を圧迫して接触不良になっていたのかもしれない。
とりあえず起動がうまくいかない件は解決した模様。
同時にメモリも12GBから24GBに増量したのだが、体感的に早くなった気がしない。
HDDもほぼ最新機種になったはずだが、HDDの動作音が以前より気になるようになった。
まあこれであと5年くらいしのげればいいのだけど、その前にOSが古くなって、Webやアプリケーションがまともに動かなくなってしまうかもしれない・・・
Mojaveにアップデートはできないはずだけど、できるとしても怖くてやりたくない。
iMac Mid2011をご愛用の皆様、できる限りふんばりましょう!