「怒らないゲーム」を攻略するコツ
なるべく息子たちに怒らないように、と思いながら3ヶ月ほどが過ぎた。
怒らないことを「厳守しなければいけないこと」と思うときつい。
むしろ「何日間怒らなかったらポイントゲット!」くらいの気持ちでいた方がいい。
さて、怒りの生じる理由は様々だが、無駄な怒りの原因となるものとして、
「自分のローカルルールに反する」ことが多くを占めるような気がしている。
例えば、息子のお茶碗に食べ残しのご飯粒が残っていると、
「ご飯は大切だから一粒残さず食べないとダメでしょ!」という怒りが湧く。
しかしその感情を言動に表す前に考える。
「それって怒る必要ないんじゃない? 諭せば済むでしょ」
息子が学校に行くため玄関を出る。
すぐに戻ってきたと思ったら「忘れものしちゃった〜」だって。
「そんなの家を出る前に確認しなさい!」と怒るのは簡単。
でも、忘れ物をして困るのは息子であって自分(親)じゃない。
すぐに忘れ物に気がついたことをほめてあげてもいいくらい。失敗したことは本人が一番分かっているのに、追い打ちをかけるように叱ったら子供がきついだろう。
あとは「子供の失敗は親の恥」と強迫的な気持ちにならなくてもいいのかな、と思っている。「子供の失敗はよくあること。親にとっては恥ずかしいことかもしれないけど、自分も通った道なのだ。」と思えば少しは気が楽にならないかな。
子供の現在と、過去の自分の状態をどうしても比較してしまうけれど、その比較は自分の優れていることに対して子供が劣っている(と感じる)ことにばかり目が向いていないだろうか。
過去の自分がうまくできなかったことに対して、子供が目をみはるような才能を発揮していることって多々あるんじゃなかろうか。
息子2人は父ちゃんが獲得できなかった能力をいくつか持っている。
その能力に敬意を表することで、自分の感じるマイナス面には目をつぶっていられる。
まあ「無関心な親」と言われればそれまでなんだけど(笑)。
ツマは毎朝PCでゲームをするソースのそばに座ってゲームの邪魔をしている。
朝からそんなヒマを持て余すツマを哀れに思う。
過干渉は愛ではなく虐待に近いのだ。