中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

永遠という概念を理解しているか

エホビアンは永遠の楽園を夢見ている。

ではその永遠は何年続くか、というのを考えた人はどれだけいるのだろう。

 

そう、永遠だからいつまでも続く。終わらない。
もういい!と叫んでも終わらない。

 

以前エホビアンの方に「楽園が来たら何をしたいか、具体的に何をどれだけの期間やりたいか」を尋ねたことがある。

書いてもらった内容は各自10にも満たない。

これでは永遠はとても消費し尽くせない。
例えば「世界中を訪ねて回る、10億年」でも永遠からすれば針の先ほどでもない。

いずれはやりたいことがなくなり「いつ永遠が終わるのか」と思い抱くようにならないだろうか。

 

そもそも彼らは一般社会で普通にできることを抑制されて生きてきた者達だ。抑圧された精神の中で想像できることは、自ずと一般人よりも狭いものになるだろう。そんな人たちがやりたいことを思い浮かべてもたかが知れている。

もしやりたいことがあるなら今やろうとすればいいのに。何かをすることでまた別のやりたいことが生まれてくるだろう。楽園で永遠を「永遠に」過ごしたければむしろ今やりたいことをやるべきなのだ。それでも永遠を使い尽くすことはできないことを想像すべきだ。

やることのない状態で永遠を生きることはどれだけの精神的苦痛を伴うだろう。永遠から開放される「死」がないのだから、考えようによってはこの状態は「地獄」だ。
永遠を求めない自分にとってこれ以上考える気はない。限られた時間を自覚することで、人は必死に生きようとするのだ。