中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

「憎しみという贈り物はあげない」

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朝日新聞の記事を読んだ。

先日パリで起きた大規模なテロ事件で奥様を失った男性の記事だ。

 

自分が同じ目にあったら彼のようには決してできないと思う。
喪失感・悲しみ、そして怒りと憎しみが全身を支配するだろう。

ただ、彼の言うことは個人的には正しいと思う。テロリストの求めているものは攻撃した相手の憎しみだ。相手が憎しみを抱くことでほくそ笑む。

攻撃されたことで憎しみを抱き報復すれば、テロリストの思うつぼだ。報復合戦で憎しみの連鎖が続くだけだ。その鎖を断ち切るには、苦しいかもしれないけれど、相手にやり返さないことなのだろう。

中東書記の中でイエス・キリストが「右の頬をぶたれたなら、左の頬を差し出しなさい」と言ったのは、もしかすると「報復するのは無意味だ」ということなのかもしれない。

 

テロリストだけではない。様々ないさかいが起こる中で、憎しみを相手に与えなければ改善する物事もあるのかもしれない。