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お盆休み前にツマの会衆の長老さん(自分より年下)からメールが来た。
うちの家族ともう一家族をお食事会に招待したいとのことだった。帰省前に面倒な・・・と思って読んでみると開催日は3ヶ月後だった。ただ文面に「奥様からなおじさんの休みの日をうかがったので」と書いてあったので、多分8月を11月と間違えたんだろう。どうも長老さんもお疲れの模様。1歳児を抱えて日常も大変だろうに。
正直なところ、この暑さの中で「クレープ作り」なんぞしたくない。ツマの茶碗蒸しにも少し引いたが、暑い時に熱さをあおるような物を作るのがJWでは流行りなんですかね・・・?
メールへの返信はそれなりに丁寧にした。
「ご招待ありがとうございます。11月の予定はまだ決まっていませんので、その頃になったらまた連絡します。万一11月ではなく8月だった場合は、お断りさせていただきます。今はあなた方と和やかにお話のできる気分ではないのです。」
そして息子たちと実家へ。
ツマは1日遅れで出発。お盆やら宗教行事満載の実家にわざわざ来なくてもいいのに、と思うのだが、弟の妻と話がしたいというのがひとつの理由、もうひとつの理由は息子の監視(いわゆる霊的な対応をしているか)ではないかと推測している。
ツマがいない間に済ませられることはやっておいた。
仏壇にお線香をあげてナムナム拝む。神社に出かけてお賽銭をあげて柏手を打つ。
とりあえずツマがいなければなんとかやってくれる。子供にとっては宗教的だの霊的だのは分からないだろう。親が怒るからだとか強制するだとかしょうがなくやる、程度の感じがする。ある程度意味が分かってくればその後の判断は息子たちに委ねることになるだろうか。
弟の子ども2人も新幹線で親より早く実家に来ており、2日目は4人で大騒ぎ。神社そばの川で水遊びをして午後をすごした。
翌日ツマと弟夫婦が合流。
午前中、子どもたちは市民プールで大騒ぎ。やっぱり親と遊ぶより子供同士で遊ぶ方が楽しいのだろう。年に2,3度しか会えない従弟だとすればなおさらだ。
夕方お墓参りに出かけたが、下の息子が寝てしまったため、ツマはお留守番。ツマに言わせれば「エホバよねぇ」となるのだろうか。
夕ごはんは回転寿司へ。子供テーブルと大人テーブルに分かれてお食事。
子供テーブルはほとんど無法地帯。寿司も食べるが大して経たないうちにデザートタイム。まあ楽しく食べられればよしとするか(店員さん申し訳ない)。
今回の帰省では好例の河原でバーベキューを行わなかった。経済的な理由で母が自家用車だった軽ワゴンを処分したため、荷物や人を運ぶ車が足りなくなってしまったためだ。誠に残念。次回できるならレンタカーでも借りようかと思う。
宗教的な部分ではあからさまな衝突がない帰省だった。
ただ、宗教とは関係ないところで自分とツマの「フウフ」という状態を再確認することになった。
弟夫婦を見て、自分たちとのあまりの違いになんともいえない寒い気分になった。
弟夫婦はケンカもするが、基本的にお互いを尊重している。それが自然に行動に表れるから見ていてものすごく好感が持てる。食事帰りに寄り添って歩く二人の姿はため息が出るほど素敵だった。
対して(以下略)。
弟たちは「夫婦」というものを十何年をかけて築き上げた。これからも少しずつそれを積み重ねていくだろう。
自分たちを例えれば、乾いた砂地に2本の鉄骨が刺さったまま風にさらされているような状態だ。ツマがどうかは分からないが、少なくともここ数年自分は「夫婦」というものを築こうという気がまったくなかった。
自分からは歩み寄る気もない。下手に優しくしても「エホバのおかげ」などと思われたらバカらしくなりそうだ。
ただこれはJWとか紙とかの問題ではない。二人の資質の問題かもしれない。