ビデオ考
体育の日(10月10日)は、統計的に日本で一番晴天になる日だと聞いたことがある。過去に東京オリンピックが開催された日でもある。前日前々日に雨となったこともあり、下の息子の運動会は元祖(笑)体育の日に開催されたのだった。
本日は仕事があったので、下の息子の運動会をすべて見られたわけではなかったが、かけっこだけは見ることができた。
しかし、ビデオ撮影を頼まれたため、息子の走る姿を自分の目ではなく、デジカメの画面を通して見る、ということになってしまった。
あくまでも個人的な思いなのだが、ビデオで撮影しようとすると、自分の記憶に残らない気がする。他の記憶媒体に記録したことで、自分の頭になくてもいいや、と思ってしまうところがある。
反対に、本当に記憶に留めておきたいことは、自分の目で見ないとダメだと自分は思う。カメラで切り取られた小さな視界の連続と、様々な関係のない情報も含めた自分の目に入った映像情報とでは、感じられるものが違う、ような気がする。
下の息子のかけっこを動画撮影したが、撮影後に頭の中にあるのは、四角いフレームで小さな息子の姿がちょこまか走っている姿。
自分の目で見ていたら、脳内ズームでお好みの息子を再現できていただろう。
可能であれば、写真や動画の撮影は誰かにお願いして、生の姿はその目に焼きつけたい。目で見た映像は、頭の中で最良の記録に編集されて残るのだから。
そういえば下の息子のお遊戯映像をまだ見ていない。ボーっとしていると見ないままになりそうだ(笑)。