中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

夏休み始まる

息子たちは本日20日に終業式。自分は18日からちょっと早い夏休み。

正直なところ、熱い(暑いに非ず)自宅よりも涼しい職場の方がいい、と思ったりもする。

それでも精神的に楽といえば楽。8日も休むとその間に何が起こっているか不安も募っていくが、あえて職場のメールは見ないことにして、出勤当日のお楽しみにしておく。

 

20日夕方から21日朝にかけて、下の息子のお泊り保育がある。

19日まで下の息子はそのことを楽しそうに話していたのだが、20日の朝になって、

「父ちゃん、お泊り保育お休みしていい?」

と聞いてきた。

「どうして?」

と聞くと

「指しゃぶりするのを笑われるのがヤダから」

 

・・・多分これが本当の理由ではないんだと思う。

一般的にはただ不安だから、というところだろうか。幼稚園の先生に聞いてみると「他の子もそう言ってますけど、いざ行ってみるとみんな楽しんでますよ。」との返答。

恐らくそう思う。そして息子もそうであってほしいと思う。誰に聞けるわけでもないが、宗教の妙な禁止事項がネックになってはいないかと疑心暗鬼になる。

ツマは「行かなくてもいいんじゃない」とサラッと言う。幼稚園に行かせるのを拒んでいた人だから、幼稚園に関わらないのは大歓迎という雰囲気(ハア)。

 

子供が親から離れてお友達と過ごす、というのはとても素敵な体験だ。いつもと違った環境でご飯を食べ、寝る。子供の頃の自分にとってはそんな体験は常にワクワクドキドキの世界だった。多少の不安はあったかもしれないが、それ以上に楽しみが勝っていた。

 

ツマのかけたエホビアンの呪いが多かれ少なかれ下の息子の心を抑圧している。

JW以外の人と過ごす罪悪感。

JWで認められているかどうかわからないことをすることへの不安。

親の意に背くことで親から見捨てられないかという不安。

 

本来少しずつ親から距離を離しながら、子供は成長していく。

JWの子供の首には目に見えないひもがついていて、時々、下手すれば常に親からクイクイと引っ張られる。そして悪い意味で、親との距離が離れないようにさせられているように感じる。

 

「親に従う」のは、親の言うことを正しいと思った時だけでいい。

「紙に従う」のも、紙に書いてあること(人間が書いてるんだが)が正しいと判断できた時(周りの多くが従っているから正しいのだと思うのは×)でいい。

 

いつか親や紙を「おかしい」と思うようになったら、その気持ちにこそ素直に従ってほしい。

 

 

話は変わる。

 

8月頭に、姉弟家族と富士登山に行くことになった。

子供たちはけっこうやる気満々で、上の息子は「オレが先頭でいい?」と聞いてくる。

「先頭でもいいけど、先頭は一番早く歩ける人だからね」と言っておいた。

 

それなりに用意は周到にしようと思い、スポーツ用品店で2人の雨具と上の息子のトレッキングシューズを買った。

 

ツマが「酸素も必要じゃない?」と言ってきたが、自分が子供の頃は別に必要なかったので、いまいち買う気がしない。安かったら念のために用意しておこうか。

あとは携帯トイレ。20年前とは違って、トイレ使用はタダではない。1回200円が必要だそうな。1人4回行くとして800円・・・しかしいきなり行きたくなった時、トイレまであと30分なんてことになる可能性大だ。なので、それ用の空のペットボトルとうんち用の携帯トイレを用意しておくことに。

 

富士山は標高が高いので、8合目付近では気温が5度くらいになるそうな。

登山ガイドを読んだツマが「ねー、水筒はどうすんの?」という、何を伝えたいのか分からない言葉にイラッとしながら、保温用水筒のことだと理解した。

自宅に保冷用水筒しかなかったので、スーパーで保温用水筒を買った。

でも15年前に行った時は全然使わなかったなあ・・・気温が低いのであまり水を飲みたくなくなる、というのもある。あの時のどが渇くからと多めに水を持って行ったのに、半分くらい残して帰ってきた覚えがある。

 

防寒についてはそれなりにしないといけない。

15年前の富士登山では、途中から雨になり、気温がガクッと下がった。体が冷えたせいで登るのが非常にきつくなった。手袋のない人は手が冷えてさらにきつさが増した。

元気いっぱいだった小学校の姪も「ばーば、もうダメ」と8合目手前でリタイア。

その時登山できたのは、結婚したばかりのいとこ夫婦と自分の3人だった。いとこの奥さんは「なおじさんが途中でくれたピーナツチョコに救われた」とか言ってたっけ。

ということで今回も何袋か用意しよう。

 

ツマが富士登山をしたお姉さまの話をしてくれた。話しぶりからして富士山以外の低い山にはけっこう行っていたようだが、軽装で富士山に出かけたらしく、7合目付近で寒さに負けて登れなかった、てな話をしていた。

 

・・・え、そこでエホバが助けてくれて頂上まで登れた、とかじゃないんだ。

 

紙様や飽間様のからまない現実的なお話を聞いて、はあどうも、とため息。

富士山をなめたらいかんのは、15年前で思い知っている。

 

そういえば、JWの方々って、富士山が霊峰だってご存知だろうか。そして、多くの宗教団体(カルトも多数)の本部があるってことも・・・知らないんだろうな。

 

オウム真理教の総本山も静岡県富士宮という、富士山のふもとにあった(上九一色村山梨県、これも富士山のふもと)。

 

それを倒恥態が知ったら、「富士山に登るのはエホバの証人にとってふさわしいことですか」なんて記事が出るだろうか。