中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

お母さんは神様とお友達!2

娘(17歳):おかーさん朝ごはんできてるよー、っていうか今日の食事当番お母さんじゃない!いつまでも起きてこないから自分で作っちゃったわ。お母さんも仕事でしょ。支度しないと間に合わないよ!

母(46歳):うーん、もうちょっとだけー(とベッドの中でスマホを見ている)。

娘:お母さんここのところずっとスマホいじってるけど、会衆の誰かとLINEでもしてるの?

母:ふっふっふ、実はお母さん、ホントにエッフィーのお友達になっちゃったのよー!

娘:エッフィーって誰?

母:エ・ホ・バ・の・こ・と♡

娘:ええええええ、エッフィーって!!!!!

母:お友達になったんだから愛称で呼んでもいいじゃない。

娘:ちょっと待った、お母さんスマホ貸して(無理矢理母のスマホを取り上げる)

母:何よー(とやっと起きだす)。

娘:BookPadのID:YHWH123456789!#$%・・・・・うわあ。神をも恐れぬ強者だわ。

母:ヨッフィーのフォローをしてたから友達申請したのよ。そしたら5秒後に承認されたの。エッフィーだからできるこの神速対応。

娘:申し訳ないけどヨッフィーって誰?

母:ヨハネさんのこと

娘:えええええ、ヨハネってあの?

母:預言者ヨハネって書いてあるから本物でしょ。

娘:あの人サバイバルゲームのこと批判したらボコボコの返り討ちに遭ったみたいよ。お家にまでいやがらせをするのはやりすぎだけど、ちょっと余計なことしちゃったわね。

母:真の宗教を伝える者は常に迫害されるのよ。

娘:「キジも鳴かずば撃たれまい」ってことわざは聖書にはないんだっけ?

母:戦争を助長するようなことをする世の人によい知らせを伝え続けているんだから立派じゃない。

娘:聖書にあてはめるとこの人偽預言者くさいんですけど・・・

母:エッフィーがフォローしてるんだから真の預言者よ!私会衆の姉妹たちにも紹介しまくってるんだから。

娘:会衆の人達、ドン引きしてなかった?

母:「励まされるわ〜」って言ってくれたわよ。

娘:(あっやしー、そろそろ長老の助言が入るかも)

 

母のスマホに着信音。母、娘からスマホをふんだくる

 

母:あ、エッフィ〜♡ 朝から励まされるわ〜

娘:なんて書いてあるの?

母:「私をただひたすらに信じなさい。周りの言うことに惑わされてはならない。何があっても私を信じることが楽園への近道となろう。」励まされるぅ〜♡♡♡

娘:うえになおじでも書けそうな文句ね。それでコメントすると返事が返ってくるの?

母:もちろんよ。あ、「今度どこかでお会いしませんか?」だって、見てみて!

娘:えー、エホバって人には姿が見えないんじゃなかったっけ?

母:きっと世の人の肉体を借りて私の前に現れるのよ。

娘:会ってどうすんのよ。

母:「楽園に導いてください」って言うのよ。

娘:エホバの証人になって水没もしてるんだから楽園行きは間違いないんでしょ。何を不安がってるの?

母:そりゃ、ダメ押しみたいな、ねぇ。

娘:神様を信用できないの〜?

母:そんなことないわよ!会わなくたって私は楽園に行ける。でもさ、エッフィーから確約が取れればそれはそれでうれしいじゃない。

娘:まあお母さんもいい大人だしこれ以上言いたかないけど、それでもあえて言うわね。気をつけて。

母:ありがとう。あー、もうこんな時間!ごめん、後かたづけやっといて♡(あわただしく出かける母)

娘:それにしても俗な神様。

 

数日後の朝・・・・・

 

母:えー!!!!!

娘:どうしたの。

母:あたしのホービィが友達から消えてる!

娘:アカウント削除されたみたいね。ってホービィってまさか

母:友達なんだから私の好きに呼ばせてよ。ああ、ホービィどこに行ってしまわれたの?

娘:ヨハネさんに聞いてみたら、一番近い友達じゃないの?

母:それがヨッフィーもアクセス禁止になっちゃってるの。

娘:相当炎上してたからなあ。YHWHのアカウントも相当やらかしてたんだろうな・・・

母:あ、ヨッフィーのフォロワーにホービィらしきアカウントが!

娘:どれどれ・・・Jehovah13_Babylon666_Pharaoh999@bookpad.comって、お母さんこれホントに神様だと信じるの?

母:最初にエホバって書いてあるから本物じゃないの?

娘:そんなアカウントいくらでも作れるわよ。え、もう友達申請しちゃったの?

母:あ、さっそくエッフィーからメッセージが来た。

  「終わりは近い。迷える子羊よ、渋谷駅モヤイ像前に本日18時に集合せよ。居酒屋で最後の晩餐を行った後に、カラオケBOXで今生最後の祈りを捧げる。」

・・・今晩世界が終わるんだって。今日は残業しないで渋谷駅に直行しなくちゃ。

ごめん、多分帰りは遅くなる、っていうかまた明日楽園で会おうね♡ いってきまーす!

娘:全然現実的でない!

 

その翌日

 

娘:お母さん昨日は意外と早く帰ってきてたねー。

母:だってホービィって言ってた肉の人、ぜんぜんイケメンじゃなかったんだもん。どんなにエホバの言葉を述べてても、見てくれが悪いと心にしみない。おまけに酔っ払うと誰彼かまわず抱きつきまくるのよ。居酒屋にいた女の子たち、それでほとんど帰っちゃった。私とあと数人はカラオケBOXまでつきあったんだけど、賛美歌なんてひとつも歌わずにアニメソングみたいなのばかり歌ってるの。

「バンバラバンバンバン」とか訳わかんないから途中で出てきちゃった。

もちろんメッセージは送っておいたわ「励まされました〜」って。

娘:(はあ、それでも彼がエホバだったと信じてるのね・・・)