中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

よいものは取り入れる

エホバの証人掲示板に記載のあった「キリスト教思想への招待(田川建三著)」を読んだ。

とはいっても半分ほどで、図書館の返却期限を過ぎているのでもう返さなければいけない。

 

エスを「ガチガチのユダヤ教に異を唱える活動家」と捉える田川氏の解説は心地よい。

本の中で「隣人愛」が取り上げられていた。

元々中東書記における「隣人愛」は、同じ教義を信じる者たちが仲間を思いやる愛という狭い定義だ。ただキリスト教はその愛を同じ宗教の仲間ばかりでなく、今隣にいる恵まれない方々に愛を贈ることもキリスト教の教えだと考えるようになったらしい。

 

困っている人を助ける、というのは宗教に関係なく大切なことだと思う。

しかし、教義の中に「困っている人を助けなさい」という文句があれば、その宗教の信者は躊躇することなく困っている人に手を差し伸べるだろう。

 

まあ言いたいのは、特定の宗教に関係なく、よいと思ったことは実践していいんじゃないの?ということ。

たとえ無宗教を名乗っていても、身の回りの様々な物事(宗教含めて)を感じていればまともな人間になるんじゃなかろうか。