興信所のソース調査員
興信所と書いて、えー!と思った方がいるかもしれないがご心配なく。
昨日の朝、デジカメ2台がテーブルに並べられていたので何かと思っていたら、上の息子(今後ソースと称する)が電源を入れてニヤリとした。
そこにはおとといの晩にリビングダイニングで行われていたツマ・ソース・ボヤージュ(今後下の息子をそう呼ぼうかと思う)の状況が30分近く録画されていた。
台所で洗い物をしているツマ。いつもの仏頂面。ここのところ家ではその顔ばかり。
その日どこか(多分JWがらみ)に出かけていたらしく、「早く水筒かたづけな!」とイライラした口調で言い放つツマ。
言うことを聞かずにフラフラしている息子たちにさらに厳しく「水筒片付けろと言ってんだろ!」と叫ぶツマ。
外では無理やり笑顔を作り、丁寧な言葉づかいを心がけているんだろうが、人の見ていないところでは本性が出る。
しばらくしてからソースが5・7・5の言葉を組みだした。
「はなみだね、エホバの・・・」
え?
会話を聞いていると、どうも次の日にお花見があるらしく、その場でそれぞれが作った俳句(川柳か?)を披露するらしい。
ソースは桜だの、花見だのを最初に入れるが、その先には必ず「エホバの✕✕✕」を入れようとする。
ツマがそこにチャチャを入れてくる。
ソースが桜に関係ない言葉を入れようとすると、ボヤージュが「サタンを想像する言葉は入れちゃいけないんだよ」と霊的に模範的な突っ込みを入れてくる(泣)。
そんなやりとりが数分間。
その後は歯みがき。
ツマがボヤージュの歯を磨きながら塾やら習い事やらのことを批判していた。
「いい大学に入って良い企業に入って、それで戦争がなくなるの?」
という、関連付けるのにものすごく苦労しそうな物事を引き合いに出してくる。
そもそもいい大学に入っても良い企業に入っても普通戦争は起こさないっつーの。
それなら「エホバの証人になって、それで戦争がなくなるの?」と聞いてみたい。
ツマだったら「はい、そうです」と真顔で答えるだろうが、理由は「聖書に書いてあるからです」だろう。
戦争をなくす努力をエホバの証人がしているかといえば、ノーだ。ただ信者を増やしているだけで、戦争反対デモを行うわけでもなければ、紛争地に出かけて座り込みをするわけでもない。多くの信者は自国で比較的裕福な家をカモにして、その家庭生活を崩壊させるだけだ。
歯みがきの後、ツマがソースにイライラ口調で言った。
「父ちゃんに明日何時に家を出るか聞いておいてよ!さりげなくだよ、気づかれないようにだよ」
だって。
ツマの息子連れ出しがエスカレートするに従い、自分もツマに自分の行動を告げるのをどんどん少なくしてきた。
ここ最近では、家を8時半に出る時は前日に連絡しないことにしている。
ツマとしては、オットのいない間にエホビアンどもを家に招いたり、エホビアンホームに出かけたりするために、オットの出勤時刻が何時になるかというのはかなり重要なんだろう。でも、こちらが連絡しても返信がない上に、ツマのいいように息子たちを操られている状態で、次の日の出勤時刻を連絡するのがものすごくバカらしい。
ツマも出勤時刻を聞くことで「なんで」と聞き返されるのがいやなんだろう。息子たちをメッセンジャーに使って余計な詮索をされないようにしている。
今回のビデオでその姑息さを再確認した。
まだまだ種まきを続けないと。うかうかしていたら、ソースまで完全にツマの虜にされてしまう。