家を出るまでの空気
下の息子が8時前に自宅を出るようになって、息子たちの抜けたなおじ家はとても静かになる。音を発しているのはリビングのTVだけ。
自分は洗い物、ツマは洗濯物を干す。
会話はない。する気がない。
昨日の晩、ツマの携帯経由で「ソースだよ、教材費が2750円だから12日までに用意しておいてね。ボヤージュの分は3032円だからね」というメールが入っていた。
・・・・・余計な勘ぐりかもしれないが、ツマが息子をけしかけて書かせたか、頭に息子の名前を入れてツマが書いたメールかもしれない。
もうそういう事務的なことさえ口にしなくなったのだ。
まあ自分が「お前とは極力しゃべりたくない」オーラを出しているせいかもしれないが。
8時から15分間は、朝のテレビ小説を観る。これは「とと姉ちゃん」の後半から続いている。
下の息子がいなくなったからツマも観なくなるだろう、なんて思っていたら、8時になるとダイニングに来て黙って観ている。
今やっている「半分、青い」では、亡くなったおばあちゃんと会話をするために、三途の川を越えて通話できる糸電話を作っておじいちゃんにプレゼントしようなんてストーリー。
JW的にはアウトな内容の話を黙って観ているツマ。
何を考えているか興味はあるが聞く気はない。
どうでもいいが、会話がないのに比較的近くいるという状況は、少々辛い。
ホントにどうでもいいことを話せばいいのだろうけど、返ってくる言葉に期待していないので話しかける気はない。
連続テレビ小説が終わるとTVを切って出かける準備をする。
8時半に家を出る。
「行ってきます」はとりあえず言う。
開放された。
少し熱く感じる陽の光を可能な限り浴びながらいつもつぶやく言葉。
「太陽よ、オラに力をくれー!」
って悟空かよ(笑)。
1時間の通勤時間で充電した後は、12時間自然光を浴びない。
息子の笑顔と陽の光は自分の元気の素。
夜に足りないエネルギーはアルコールで補充する(笑)。