中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

「悪霊にさいなまれる世界」下 を読む

以前紹介した「悪霊にさいなまれる世界」は上下巻となっており、上巻を読んだところで記事を書いた。

 

記事を書いた後に下巻を読んだのだが、上巻に書かれていたオカルトやらニセ科学のようなものはあまり扱わず、科学に対する科学者の姿勢や、「くだらない質問などない」として、自然に対して素直に感じたことを質問する子どもたちは、すでに科学者としての視点を持っている、というような内容だった。

 

特に興味を持ったのが、科学者と政治との関わりだった。

アメリカ合衆国の第3代大統領トマス・ジェファーソンは科学者だったそうだ。

それが民主主義を形成するのに大きな意義を持っていたと書かれている。

ジェファーソンの科学者としての視点や考え方が、政治に対しても非常に有効だったことを挙げ、彼の起草した独立宣言が、人々、そして科学の自由を擁護するものになったことを知った。

 

自分の説明だけではまったく不十分なので、ぜひ本を読んでいただきたい。

科学は難しいと思いこんでいる方も、科学ははっきり白黒つけないことがあっていかんと思っている方も、真理を探求している方も、紙に従えば科学なんて必要ないと考える方も、ぜひ読んでいただきたい。

悪霊にさいなまれる世界(下)

 

物事を理性的にとらえ、観察し、実験し(試し)、そこから次にどうするかを考える。

科学に限らず、人生におけるあらゆることは、科学的な思考を切り離すことができないのだ、と自分は思う。

 

科学には「絶対」はない。だから今まで正しいと思っていたことが誤りだと分かれば素直に撤回する。そんな科学の姿勢を自分は支持する。