中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

血に関していくつか

少し前の話だが、iPS細胞を使って血液成分を大量生産し、献血に頼らない血液成分の供給を狙う、という記事を読んだ。

 

↓はWebで見つけた記事

http://www.jst.go.jp/ips-trend/symposium/pdf/no03/poster/no04.pdf

www.jstage.jst.go.jp

 

「iPS細胞は血ではありませんので、そこから赤血球や血液の成分を作っても、『血』と認められません。したがってiPS細胞由来の血液成分を体の中に入れるのは信者の良心の問題に委ねられます。」

という「新しい光」が差して、高額な医療費は必要となるかもしれないけれど、JWの輸血問題が穏便に解決できるのであれば、それはそれでありがたいことなのかもしれない。

まだまだ時間がかかりそうだけど。

 

 

話は変わる。

 

10月15日朝日新聞朝刊に、さくらももこさんの家族観についての記事があった。

漫画「ちびまる子ちゃん」でおじいちゃんは優しく描かれていたが、さくらさんのお祖父様(記事では祖父母・両親とも)はとても抑圧的だったそうな。

 

その祖父の死を悲しまないようなことを書いたことで批判があったようだが、「"血がつながっているから"ということだけで愛情まで自動的に成立するかというと、全くそんな事はない」と書いたそうだ。

 

固定観念が誰かの心を苦しめ、傷つける。

「親を無理に好きでいようとしなくてもよい」ことが分かったら、どれほどたくさんの息子・娘が楽になれるだろうか。

そして「親を好きでいなければならない」「(たとえ自分がおかしいと思ったことでも)親に従わなければならない」という思いを捨てられたら、どれだけの子供が自由になれるだろうか。

 

で、また話は変わる。

 

クリスティアーノ・ロナウドというセリエAのサッカー選手がいる。

クリスティアーノ・ロナウド - Wikipedia

 

同僚と雑談をしている時に知ったのだが、彼は「献血ができなくなる」という理由で入れ墨を一切していないそうな。

 

その話を聞いて、彼のファンになりたいと思った。

試合を観戦するサポーターに夢を与えるスポーツ選手である上に、献血で人の命を救うのにも貢献しているとは・・・自分も献血はしているものの、頭が上がらない。

 

「血は命です」とどこかの本に書いてある。

その言葉だけを用いれば、献血や輸血は「命を分け与えること」になる。

とても尊い行為であるし、真の隣人愛的な行為ともいえるのではなかろうか。

 

まあ、考え方は人それぞれなんだけどね。