大漁
新元号発表の大騒ぎで、エイプリルフールなどなかったかのように過ぎた4月1日。
まあどうでもいいのでその話題は終わり。
4月2日に家族で釣りに行ってきた。
前回の釣果は3匹という情けない結果。釣りをする人数が少ないために魚の放流数も少なかったと聞き、今回は3人(息子2人+1)で釣ることにした。
昼ごはんを休憩所で食べてから池に針を垂らすとさっそくヒット。
ソースが釣り、自分も釣り上げた。幸先がいい。
そうしているうちにツマが釣り上げ、またまたソースが釣り上げ、自分は竿を見ている暇なく魚の針を外す。最初の1時間はかなり慌ただしかった。
途中で魚の放流があり、しばらくしてからまたヒットが続く。
ボヤージュも2匹釣り上げてご満悦。
結局3時間で30匹を釣り上げるという大漁状態。
ツマとソースがそれぞれ10匹以上を釣り上げた。
ボヤージュは2匹。
父ちゃんは1匹、トホホ・・・。
水場で魚をさばき、すぐに調理できるように下ごしらえをした。
これだけの魚を自分たち家族では食べきれないので、マンションのお友達宅へおすそ分け。
もちろんその日の晩ごはんはニジマスの塩焼き。
自分で魚を釣ったのがうれしかったようで、いつもは食べないボヤージュもほぼ1匹を平らげた。
ここのところ、自分に対するボヤージュの態度が軟化しているのをうれしく思う。
この日の晩は寝る前に「おやすみ!」と笑顔で言ってくれた。その前におやすみと聞いたのはいつだったか忘れてしまったくらい久しぶり。
理由は分からない。少なくともツマとボヤージュの周辺で何か変化があったかどうかは知らない。
自分の方に変化があったのか?以前よりもツマに宗教がらみでつっかかることがなくなったくらいか。
つっかかるネタがないということもあり、つっかかっても不毛な争いになるので自分から避けているせいでもある。
親が子供を怒る原因に「親のローカルルールを子供が守らない」ことがあるのじゃあないかと最近思うようになった。
社会の基本的ルールではなく、親が独断で子供に課して子供を管理しようとするルールだ。
そこから外れたところで重大な事故が起こるわけではない。親に面倒をかけるような行為を事前に防ぐためのルールで、親は自分が余計な面倒をかけられないように、ローカルルールから外れようとする子供を「怒る」という恐怖で阻止しようとする。
あるいは、あといくらか待てばやることを待てずに「〇〇やって」と命令してしまう先走り(せっかち?)。待っていれば自分から行動したはずなのに、親のせっかちで子供がやらないと勘違いして怒ったりする。
命令された時点で、いくら本人の好きなことでも親から「させられた」ことになってしまわないか。
なんてことを考えて、今、息子たちの要望にはできるだけ答えるように、そして息子たちがやらなければならないことをギリギリまで我慢してから言う(もちろん怒らない)ことを心がけている。
たれ目のボヤージュが自然な笑顔を向けてくれることがたまらなくうれしくて、甘々になってしまうダメ父ちゃんなのである。