誘導
仕事が続くとボヤージュがだんだん暗くなってくる。
今朝もツマが「なに?学校が不安なの?」と聞いていた。
ボヤージュに不安を与えている張本人なのかもしれないのに、自分はまったく無関係だと思っている神経にほとほと呆れる。それに加えてあたかも学校が原因と決めつけるような発言を聞いてさらにげんなりする。気の弱い子供だと「うん」と親の言う通りだという反応をしてしまうだろう。
以前漫画で読んだような気がするが、一般人の友だちと遊んできた子供が、JWの母親から「楽しくなかったでしょう?」と聞かれてそれまでの楽しかった気分が罪悪感に反転してしまう場面があった。
断定的な(同意を求めるような)物言いは、相手から自分の都合の良い返答を引き出す可能性を持つ。親vs子供では、なおさらその傾向が強まるだろう。
今朝はボヤージュがずいぶん早起きだなあと思ったら、
「お父ちゃん、おしっこ取って」だって。
本日は検尿の日。
昨日と打って変わって元気になってくれていて安心した。久しぶりにマンションのエントランスまで行ってお見送り。マンションの同級生と一緒に出かける姿を見ながら「まあこれなら大丈夫だろう」なんて脳天気に思うチチ。
さて、昨日の朝、ベランダに何かが這っているのをみつけた。
何の虫かと思って近づいてみたら、アゲハチョウだった。
さなぎの殻から出たばかりで這い出していたのだ。
まさかこんなところでさなぎになっていたとは・・・
アゲハは羽を広げるために高い場所へ行きたがっていたが、プラスチックの鉢を登れないでいたので、小枝につかまらせてミカンの木に渡した。
羽が広がるだろうかとちょっと心配したが、10分ほどでかなり広がった。
これなら飛んでいけるだろうか。翌日姿がなかったところをみると、無事に飛べたんだろう。卵を産みに戻ってくるといいな。
ボヤージュにメモを残して出かけた。
翌日の朝、ボヤージュも「すごいねー!」と喜んでいた。
そして「卵産んだかなあ」とミカンの木を見ていたボヤージュが、もうひとつさなぎを発見した!!!
擬態が見事で冬の間まったく気づかなかった。もうじじいの目では分からない(泣)。
☆おまけ:手抜き料理紹介
後で甘辛のしょうゆだれでからめようと思っていた味つけなしの唐揚げを、待ちきれないソースがつまみ食い。
「おいしい!」だって。
試しに自分も食べてみたところ、鶏肉の塩気だけで十分うまい。調味料をつけていない分あっさりとしていて食べやすい。
調理法はごく簡単。
鶏肉を適当な大きさに切って片栗粉をまぶして揚げるだけ。
名づけて「白唐揚げ(略称:白カラ)」
どうぞお試しあれ。
本日は救世主の死亡まつりだそうで、ソースもボヤージュも連れて行かれる。
でも二人の元気な様子を見ていたら「ああそう」とそれほど憤ることもなく返事ができた。
今の二人なら死亡まつりに参加したところで大した影響はないんじゃないかと、楽天的すぎるチチは思うのだ・・・