暑さの影響
ここのところやっと暑さがやわらいできた。
多摩は去年に比べて炎暑日が少なかったように感じているが、実際には去年よりもひどかったと言う方もいる。
7月くらいにアゲハチョウが自宅ベランダのグレープフルーツの木に卵を産みつけた。
今回はアリの略奪もなく、数匹の幼虫が成長した。
成長した幼虫は、安全に蛹になる場所を求めて「徘徊」する。
自宅ベランダの木で大きくなった幼虫は、目を離したスキに散り散りになってしまい、確認できたのはプランターに生えた木とグレープフルーツの木1本だけだった。
蛹という形態は、過酷な環境を耐えるための戦術だとどこかで読んだ気がする。
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・・・しかしこの暑さ、尋常ではない。
マンションのベランダは西日に照らされて石窯オーブンのようになる。
日が陰っても、熱を持ったコンクリートは遠赤外線を吐き出し続ける。
直射日光や気温には耐えられたかもしれないアゲハの幼虫は、低温で果てしなくつづく赤外線の熱に耐えられなかったんだろう。
ミニトマトの枝で蛹になり、そのまま枝にぶら下がったまま絶命した小さな命にささやかな祈りを捧げる。
早急に世界の首脳が顔つき合わせて真面目な話をしなければ、楽園が来る(来ないけど)前に絶望的な終わりを迎えるかもしれない。
ずっと昔、「暑いと犯罪が増える」という記事をどこかで読んだ。
理不尽な犯罪を減らすために、できればできることをやらねば!!!