中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

緊箍児

健康診断で中性脂肪と尿酸値の高さを指摘されたことは先月書いた。

家族や友人に言われるより、面識のない医者に言われる方が説得力を感じるのか、飲食生活を少し見直すことにした。

 

まず食べる量を減らすことに。

定食屋で「ごはんおかわり自由」には食いつかない。

大盛りはできる限り頼まない。

ゆっくりとよく噛んで食べる(基本らしいが今まで全然やっていなかった)。

野菜系のおかずを多く摂る。

 

そして、晩酌はしてもいいが、控えめにする。つまみは摂らない。

 

実践してみて1ヶ月。

まず朝の目覚めがよくなった。

晩遅くに食べないことにより熟睡できるようになったのだろうか。

下手すれば23時に寝て5時に目が覚める。おかげで朝ごはんを食べる時間までに新聞が読めるようになった。

 

 

そういえば健康診断で「この尿酸値ですと痛風の発作が起こってもおかしくないんですがね」と言われていた。よくよく考えてみると、ここ2,3年手足の指の節が少し痛むことがあった。原因は酒のせいかもしれないと意識するようになった。

健康診断まではほぼ毎日晩酌をしていたのだが、健康診断後は時々晩酌をしない日を作るようになった。ただ自宅に酒がないだけ、という理由もあるが、他の飲み物で十分、と思える時は習慣的に飲まないようにしようかと思ったのだ。

 

3日ほど酒を断つと指の関節の痛みがなくなる、または軽くなる。

そして飲み会などで大酒を飲んだ翌日、痛みが上がってくる。

 

なんだか指に孫悟空の頭の輪っかをはめられたような気分だ。

crd.ndl.go.jp

 

ネットで調べてみると、孫悟空の頭にはめられた輪っかの名前は「緊箍児(きんこじ)」と呼ぶらしい。

孫悟空が悪さをすると三蔵法師が呪文を唱えて輪を締めつける。激痛に耐えられなくなった悟空は三蔵法師に詫びを入れる。

 

指の節が痛む時は「ああ、飲みすぎてるかねえ、控えなきゃねえ」と思うようになった。仕事に支障をきたすような痛みではないが、飲みすぎに注意を促す警報装置のようなもんだ。

 

・・・・・しかし、慣れてくると指の痛みなど気にせず飲んでしまう、ハハハ。

 

結婚指輪は結婚してから数年で外してしまった。

はめ続けていれば慣れるものかと思ったが、左の薬指を覆う物体がいつまでも気になって仕方がなかった。

 

外した指輪は確か会社のデスクに入れていたはずだが、もうはめることもないだろう。