中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

「人体 なんでそうなった?」を読む

自身が人間だからなのかもしれないが、人間って見事な作られてるなあ、と思う時がある。それを「紙様がそう創られた」と言う輩はほうきで隅に掃いておいて。

 

「人体 なんでそうなった?」

 

今まで何を思うことなくご飯を食べてきたけれど、人間がなんで色々な食べ物を摂取しなければならないのか、何の疑問も持たずにいた。

じゃあ人間以外の動物が同じものばかり食べているのに栄養失調にならないのはなぜか、という疑問の答え、そして人間がいろいろな物を食べなければならない理由、というのも本書ではっきり理解した。

 

人間が進化する過程で、必要な栄養素を作る遺伝子が破壊されていたのに、それを補う食物を採っていたから問題にならなかったという。ホモ・サピエンスはよほど運がよかったのだろう。

 

本では足の骨の無駄や遠回りする神経、目(視神経)のつくり、膝の骨格というハード系の欠点から、「だまされやすい心」「記憶の捏造」という脳の欠点についてこれでもか、と書き連ねている。

「神は人を自分に似せて作った」らしいが、神の体や神経がどうなっているか非常に興味が湧く。全然完全じゃあない人間の体に似ている紙様ってホントに完全なの?と。

 

 

さて、これまで「なんでお菓子を食べると太るのか」という疑問に対する答えが腑に落ちないでいたのだが、それなりに納得できた気がする。

 

元々お菓子などない昔の世界では、自然にある食物を自分の栄養としなければいけなかった。消化や代謝による食物から栄養への転換にはエネルギーが必要なのだ。

加工された食物は、人間が消費するはずのエネルギーを加工段階で使用しているから、エネルギーを使わずに手っ取り早く栄養に変換できる。

糖は炭水化物(米や麦など)を消化することで得られる。つまり砂糖を摂ることは消化の過程をショートカットしてすぐに栄養とできる。同じ量の米を摂るのと比べて太るのは当然だ。

まあそう思ってもお菓子を断つなんてとてもできないのだが。

 

近所のお祭りで骨密度測定をやっていたので受けてみたら、自分の年齢平均より10%密度が高いそうで。ちょっとうれしくなった。

 

寿命で死ぬのはもう少し先になるだろうから、個人の努力で得られる健康はできるだけ確保しておきたいもんだ、と書いておいて毎晩飲んでしまうろくでなし(笑)。