中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

これでいいのか(なおじ 原液と飲む 5)

今年、マンションの理事になった。

昨年管理会社変更に関わる委員に参加したことで意気投合した方に誘われて、一緒に立候補した。

 

理事の仕事といっても月1回の理事会に参加するのが主な仕事。しかし住民間のトラブルや、前管理会社のずさんな管理の尻拭い(新管理会社の課題でもあるが)をどうするか、など、話し合うことはそれなりに深刻で重い。

たまたま理事会が夕方に終わるので、理事会に使った会場でそのままパーティーをしようということになった。メインディッシュは餃子。

調理道具や食器が会場にないため、自宅からいろいろと持ってこなければならない。

とりあえずこれでいいかと思って調理を始めると、あれがないこれがないと気づき、途中で何度も自宅に戻るハメに。

準備を進める中で参加者が会場にやってきた。

気をきかせてくれた方が紙皿や紙コップを用意してくださったので助かった。調理のお手伝いもしてくださり、餃子の皮包みは参加者のほぼ全員がやったため、あっという間に数十個の餃子ができ上がった(ああ、写真を撮ればよかった)。

 

そんな感じで和やかに楽しく始まったパーティー。幼稚園児の女の子が場をさらに和ませる。ソースも途中からやってきておとなしく餃子にかぶりついた。

 

実はこのパーティーに原液のAさんをお誘いしていた。

夜、LINEをした時にそんな話題になり、特に何も考えずに「よかったらいらしてください」と書いた。

何日かして考えてみると、「大丈夫か」という心配が少し。

 

・マンションの住人が主体のパーティーなので話題に困らないか

・そもそもどういう関係なのか

・食事の前にお祈りを始めないか

 

参加者に彼らがエホバの証人だと話すつもりはなかったのでさてどうしたもんかと思いながら何の解決法も浮かばずにいた。

 

しかしそんな懸念は取り越し苦労だったようで、さすがAさん、比較的すぐその場になじんでいった。子供3人、特にあまり人見知りをしない3人目はみんなに抱っこされて人気者。

心配していたお祈りは始まらず、おとなしく餃子にかぶりつく上2人。

 

「お二人はどういったお知り合いなんですか?」

うわ出たー!!!

Aさんもすぐには返せない。

「いや、ツマの知り合いで・・・」(なおじ)

「家族ぐるみのお付き合いをしています」(Aさん)

まあ比較的うまくしのげたのか???

 

食事に飽きた子どもたちは別エリアで走り回って大はしゃぎ。

Aさんは他の参加者とお酒という共通点で盛り上がり、次回外飲みする時はぜひご一緒しましょう!との話になった。

 

パーティーの片づけもみんなで行ってあっという間に終了。

自宅に持って帰ってきた食器や調理道具もきれいになっており、所定の場所に戻してほっと一息。ソースも手伝ってくれて助かった。

準備に関しては穴だらけだったが、皆様の多大な協力で楽しいパーティーになった。

 

 

 

もうひとつ心配なことがある。

まだAさんたちの素性を知らせていない。

 

個人的に仲良くなるのはいいけれど、もしそれがきっかけで家族の誰かが入信するきっかけになってしまったら、という懸念。

そもそもツマが入信したのは自分がエホバの証人の親子と接触したからだった。

個人の人格がいくら優れていても、所属する団体や組織が優れているわけではない。

 

隣にすんでいるヤクザの兄ちゃんがとても礼儀正しい人だとしても、「じゃあ今度事務所に遊びに行ってみようかなあ」と思う人はそうそういないだろう。

しかしエホバの証人の組織は表面上無害を装っているので、信者個人との接触によって団体への警戒心が薄れてしまう可能性がある。

そしていったん研究生や信者になってしまったら、多分自分の力ではその人達の考え方を変えることはできない。

 

エホバの証人の活動に反対している立場なのに、一般の方に彼らを紹介してしまったのは自分の失敗だったかもしれない。

参加者の何人かとはLINEやメールでのつながりがあるので、彼らの素性をばらすこともできる。

エホバの証人」には警戒してもらいたいが、それによって個人を避けるようなことにはしたくない。でも何かが起こったら。

 

素性を明かすべきなのか、明かさない方がよいのか。

どうしたらいいんだろう。