中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

マイナンバーと生命保険

職場の年末調整書類に「マイナンバー」を記載する欄ができた。
当然家族全員のマイナンバーを総務に申請しなければならない。

2日前に通知が届き、言われるがままに申請をしようかなぁー、と思っていた時に妻の横槍が入った。

「何このマイナンバーって?登録しなくちゃいけないの?私ヤダから」

 

個人的にもまったく勉強していないので、妻の発言を否定することもできなかった。

妻が警戒しているのは、通知カードに必要事項を記入した後に郵送し、市役所?で交付されるマイナンバーカードのことのようだ。

こちらとしてもマイナンバーの見切り発車的な状態をそれなりに分かっているつもりなので、「ごもっともごもっとも」と返事をしておいた。

内心「今頃になってケチつけるなよ、選挙にも行かないくせして」と悪態をついてみるが、自分も不勉強につき、言葉にはできない。

マイナンバー自体は動き出したが、各省庁のマイナンバー対応は1,2年先になるようで、カードを申請するのはその時にすればいいんじゃないの?という妻の発言も一理ある。

今更ではあるが、もう少し情報収集してからカードの申請を検討してみよう。

 

さて、元々妻は疑い深い。自分が気にいらないものは積極的にケチをつけて排除しようとする。知り合いから薦められた生命保険を契約する時も、いよいよ契約段階というところで「これがホントにいい保険なの?知り合いだからって安易に契約しないでよ」というケチがついた。

「じゃあもっといい生命保険を探してこいよ」という自分の売り言葉に、妻は自分なりの調査をした。結局知り合いの薦めた保険が最善だという結果になったが、妻は納得いかない様子だった。

 

そんな妻が、エホバの証人の楽園演説にはコロリといってしまった。自分の生命保険に散々ケチをつけたのに楽園という言葉に釣られてとんでもない生命保険を契約してしまった。

その名も「エホバ生命保険」

 

契約者:エホバ(らしい)

加入者:本人及びその子供(子供の意志は無視)

保険種類:終身保険(掛け捨て)

契約期間:ハルマゲドン開始まで(いつくるかは未定)
     または本人及び家族の死亡時

保険料:本人及び子供の人生及び命
    本人及び配偶者(信者非信者限らず)の財産

月々の支払額:本人の払えるだけ(代理店の求めに応じて出せる限り)

支払期間:生存中

契約解除時の払い戻し:なし

ケガ・病気になった時の保証:なし

死亡時の保険金またはそれに類する保証:なし

ハルマゲドン発生時の保証:生存(ハルマゲドン発生前に死亡していた場合は復活特約あり)

契約書:なし(加入者は「中東書記(聖書)」を契約書とみなしている模様)

保険契約後の条件:保険加入者ではない者との接触を極力避けること
         代理店から配布される冊子を熟読すること
         他の生命保険の情報収集はしないこと
         この保険に疑問を感じないこと
         この保険をやめさせようとする人の言うことをきかないこと

契約者の都合で契約不履行になった場合の保証:記載なし

 

一番問題なのは、契約書がないこと。加入者と契約者が契約書を交わして初めて契約者が加入者の保証に責任を持つことになる。「この本を読んで信じた者は楽園に行ける」という本を読んで「はーい、私エホバ生命保険に入ります!」と言ったところで契約にはならない。

厄介なのは、契約者に会ったこともないのに代理店(7人組でしたっけ?)が契約者と加入者を仲介しようとすることだ。加入者が契約書と信じている本を歪曲し、代理店のもうけが出るように加入者を誘導しているという悪質業者。代理店の悪行を知るか知らぬか、しつこく加入者を募るセールスマン・セールスレディ。

加入者は死ぬまで保険料を支払い続ける。亡くなれば文句を言う口も焼かれて灰になる。かくして復活を夢見ながら恐らく永遠の死を迎える。

 

はぁ・・・なんでエホバの証人になる前に他の宗教情報を集めなかったのよ。これもマインド・コントロールのなせる技なんですかね。