中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

女神

先週の土曜日に、小学校の学校公開と幼稚園の父親参観があったため、月曜日が振替休日だった。土曜日が出勤だったため小学校の授業を10分だけ観て出社した。

その埋め合わせというわけではないが、19日(月曜日)の振替休日に、家族と上の息子の友達、そしてツマの姉とその子供を連れて釣りに出かけた。

 

以前西武園の釣り堀に行ってから、上の息子からは「釣りに行きたい」としつこくせがまれていた。今年は潮干狩りでごまかそうと思っていたところ、自分の休日に合う日がなく、しょうがなく釣りにしようと場所を探した。

 

あまり経験がないので、悪い方(釣れなかった時)を想定していた。

 

子供たちは釣れることだけ考えている。そりゃ当然。子供の頃から「どうせダメだ」なんて考えるようでは未来は暗い。未来に絶望するのは死ぬ直前くらいでいい、多分。

 

さて、やってきたのは朝霞ガーデンという釣り堀。どうぜ釣るなら食べられる魚が釣れる場所を、ということで、約2時間かけてやってきた。

 

釣りをするのは久々なので分からないことだらけだったが、ガーデンの従業員の方が餌のつけ方から釣れるポイントまで懇切丁寧に教えてくれた。おまけに魚の放流までしてくれた。感謝感謝。

 

最初はまったくウキに反応がなかった。子供たちも釣り方が分からず、適当に仕掛けを放り投げてはすぐ引き上げる、という忍耐のかけらもない釣りスタイル。

そんな子供たちに「危ない!」「近すぎる!」「落ちないで!」とガミガミ怒る親三人。最初の雰囲気はかなり悪かった。子供たちもなかなか釣れないので、竿を放って水辺のエビやザリガニを捕まえることに専念しだした。

 

そんな雰囲気を破ったのはツマの姉。

少し落ち着いてきて、子供の竿を借りてじーっと待っていると、ピクピクとウキが沈んだ。竿を引くと水しぶき。

ニジマスが釣れた。

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これに狂喜した子供たち。がぜんやる気が出てきたようで、ザリガニを捕まえるのをやめて釣りに励みだした。

 

ツマの姉はそれから連続で4匹釣り上げた。

どうもエサのつけ方がよいらしい。

ツマの姉を「◯◯先生」と呼び、釣り針にエサをつけてもらった。

そうして息子たちがたらした竿に、しばらくすると魚が喰いついた。

それからはひっきりなしに魚が釣れるようになった。

元々サポート専門で待機していた自分は、釣れた魚の針を外すので難儀した。

仕掛けの糸が切れたり、エサが足りなくなったりと、受付と池を行ったり来たり。

結局子供4人の竿で20匹近く釣れただろうか。近くで釣りをしていたおじさんからも魚をいただき、最終的に30匹ほど魚をゲットした。

 

ツマの姉に感謝した。

「いやー、◯◯さんのおかげでいっぱい釣れました。◯◯さんは釣りの紙様ですね」と言ったら、上の息子の友達が

「いやあ女神でしょう!」とナイスな突っ込み。

ツマと息子二人は「カミ」という言葉に固まったらしく無反応だった(笑)。

 

もちろんその日の晩ごはんはニジマスの塩焼き。釣りたてだけあってうまかった。

好き嫌いのはげしいツマの姉の息子も食べたそうな。やっぱり自分で採ったものや作ったものは、おいしく感じるものだ。

 

ツマも4匹釣り上げ、まんざらでもない様子だった。自分も素直に喜んだ。

 

こんな状態が毎日続くなら、毎日楽しく過ごせるだろう、と叶わぬ夢を妄想する自分でった・・・

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