中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

6✕10^24の分子になって

朝日新聞12月13日朝刊 「福岡伸一動的平衡」より

 

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コップ1杯の水分子にすべて目印をつけられるとして、このコップの水をすべて海に注ぎ、海を十分にかき回して、コップの水分子が海に一様に行き渡ったとする。

それから海のどこかで再度コップ1杯の水をくむと、目印をつけた水分子がいくつ入っているか?

 

という問。

 

答えは「約100個」なのだそうだ。

コップ1杯(200mlとしておく)の水には、6.6✕10の24乗個の水分子があると計算できる(間違っていたら誰か指摘してください!)。

想像しづらい数だけど、実際紙に0を書き並べてみたら少しはイメージできるだろうか。

 

分子がそれだけ地球に行き渡れるのであれば、自分たちの体の中に、過去に生きた誰かを構成していた分子が含まれている可能性は多いにある。

まあ目印がついていないので特定のしようはないのだが、「自分の体の中にソクラテスアインシュタインを構成していた分子が含まれているかも」と想像してみるのもいいかもしれない。

 

それどころかキリスト教徒であるなしに関係なく、イエスを構成していた分子が体の中に含まれている、ということだっていえる(中東書紀の記述にある救世主が本当にいたとしたらだが)。

 

そう、すでにイエスは人々(および様々な生物)の血や肉になっているのだ!

 

なんて、科学的なことを書いたつもりが宗教的な臭いを帯びて終わる(笑)。