「絶望図書館」
年末、朝日新聞の読書コーナーに紹介されていた「絶望辞典(だったか自信がない)」とかいう本を地元の図書館で検索してみたが、なかったので検索結果に出ていた別の本を借りてみた。
それが「絶望図書館」。
自分の今の精神状態が絶望から少し離れた状態(単に楽天家なだけ)なので、本を読んで救われた!というような気にはならなかった。
様々な作家の作品が12作収められている。その中で特に心に残ったのが
「虫の話」(李清俊 作)
ネタバレになってしまうのだが、息子を殺された夫婦の話。
宗教関係者(元も含む)にはぜひ読んでもらいたい。自分がそこに巻き込まれてしまっているせいで余計に共感してしまう部分はあるのだろうけど。
彼の絶望感に比べれば自分の今の状況など極楽レベルかもしれない。