しょせんこんなもの
帰宅すると、リビングにリュックが放り出されていた。
息子たちが集会に使っているリュック。
中には「イエス・真実・なんとかかんとか」という本とノート。
ノートにソースが書いたと思われる漢字の書き取りのようなもの。
ノートの左端に書かれた言葉・・・ソースの本心かな。
もうひとつのノートはボヤージュのものだろうか。
二人が集会中に何をやっているのか想像がつかん。
日曜日の朝食の後、いつものごとく自室に閉じこもるツマ。そしてツマのそばに行きたがるボヤージュ。
部屋の中からボヤージュの声が聞こえる。
「べんきょうばっかりしてないで、抱っこしてほしいなあー!」
小学1年生にもなってまだ抱っこをせがむのもなんだかと思ったが、そんな息子を気にかけず、集会の準備を優先するツマ。会衆では優秀な姉妹なんだろうか。
まあ答えの書いてある問題集から答えを探すのだから楽なものだ。幸せでよかったね。
でもその幸せは息子たちにとって害悪だ。自立できないダメ人間になるのを勧める宗教など、ろくなもんでない。オットの収入に依存しているツマにはそれが想像できない。
ある時突然「これからは自分で自分の生活費を稼いでください」と言われた時、エホバが何もしてくれないのを分かっていない。まあ契約書もないのに楽園を信じているのだからしょうがない。
楽園が来るまで(一生になる)自分がツマを扶養する義理はない。どこかで現実を見てもらおう。