中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

キブツソンカイ

3週間ほど前の日曜日午前中に、上の息子の友達(1人)が遊びに来た。

まあ子供らだけで遊んでくれ、と自分は部屋でブログ閲覧。

しかしあの年頃(小学校3年生)の子供たち、集まったら静かでいるはずがない。

上の息子、友達、下の息子3人で次第に大騒ぎに。

騒がしいなあと思う時にはリビングに出向き、「はいドタバタしない!」と注意していたが、途中からあまり気にしなくなり、何をしているのかチェックもせずにいた。

 

昼飯時になって一旦友達は自宅に帰り、昼飯後に他の友達も連れてやってきた。

 

集会から帰ってきたツマが「なにこれ!」と大声を上げたのはその後だ。

リビングにある押し入れの扉の1枚に妙な横スジが入っていた。扉が変形してスジがついた模様。おそらく誰かが扉にぶつかったせいでできたものだろう。

午前中にその辺で大騒ぎしていたのは上の息子と友達と下の息子。

ただ、誰も身に覚えはないという。

怒りの収まらないツマは「連帯責任だからね」と上の息子を責める。

 

「サタンのしわざじゃないのー」と突っ込みを入れたくなったが、話がこじれるので止めといた。

 

入居してから4年弱。新しいといえば新しいが、長く住んでいれば古くなるし傷もつく。

ツマが先に激怒したせいなのか、自分は怒る気にならなかった。まあ誰かがやったのだろうが、誰も身に覚えがないのでは誰か特定の人間を責めることはできない。連帯責任で遊んでいた3人全員を責めることはたやすいが、それなら監督責任という意味で自分にも罪がある。

 

それから1日半、ツマの態度は上の息子に険しいままだった。

 

さて昨日、夕飯後にポケモンカードゲームで遊ぼうとしていた上の息子と下の息子。

上の息子のルールが気に入らない下の息子がゲームを抜けたことでケンカになり、物を投げ合う事態に。そして下の息子の投げたおもちゃが上の息子の頬にヒットした。

激怒した上の息子が投げたおもちゃは下の息子には当たらず、リビング入口のドアに大きな音を立ててぶつかった。

 

怒りと痛さで泣き出した上の息子をなだめ、下の息子も呼んで諭した。

ケンカをするなとは言わないが、物を投げるのは勘弁してくれ、と。

 

落ち着いてきた息子がドアを見たあと近づいてきた。

「父ちゃん、ドアに穴が開いちゃった・・・」

 

ありゃー、やっちまったかあ、と思ったが、いつもの瞬間的な怒りは起こらなかった。

上の息子へツマに話すように言ったところ、話を聞いたツマが飛んできて

「えー、またー! もう知らない!」

の一言を残してまた自室に引っ込んでいった。

 

次の日はお母ちゃんの機嫌が悪いだろうから、ちらかっているものは何でもかんでも捨てられてしまうぞ、と大切なものはしまうように脅しをかけた。

ドアの穴はさすがに放っておくわけにはいかない。

 

翌日ツマがおはようも言わずに「この穴は直してよね」と。

へぇ、ツマどののおおせのままに(これだけね)。

 

家の内装品の修理は初めてなので、どれだけかかるか分からないが、1万円以内で収まるとは到底思えない。

 

出費は痛いがしょうがない。

修理が済んだら上の息子に修理金額と「この金額があればガンプラがどれだけ買えるか」くらいの話はしようかと思う。

息子たちにはもう少し物を大切にすることを覚えてほしいけれど、それを気にして萎縮してほしくはない。何が最善かは判断できないが、今自分が最善だと思う行動をする。

 

その次の日、上の息子は何もなかったように起きだし、「父ちゃん、TV(PCのこと)、おはよう」といつものあいさつ。

内心むむむ、と思いながら「まあいいか」とも思った。

いまいち反省しない(同じ失敗を繰り返す)のがちょいと残念だが、クヨクヨしないのは上の息子のいいところ。こいつはよくも悪くも自分に似た。

いいところに目を向けて(悪いところは目をつぶり?)、温かく見守っていきたいものだ。まあ多分いつか、自分はどうでもいいことで激怒してしまうのだろうけど。