中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

JW信者の子供たちへ(「手紙」「べっぴんさん」を観て)

機会があり、ミュージカル「手紙」という舞台を観た。

原作は東野圭吾さん(TVドラマ ガリレオシリーズの原作者)で、本は読んだことがある。

手紙 (東野圭吾) - Wikipedia

 

兄が殺人を犯したことで「殺人者の弟」というレッテルを貼られ、人生の様々な場面でチャンスを奪われ続ける弟。結局最後は・・・

 

舞台を観ていてJW信者の子供の境遇と重なった。

自分は望んでいないのに、親の信仰によって人生の様々なチャンスを奪われてしまう子供たち。ただ、親族の立場は殺人者ではなく「おかしな教えを押し付けてくる親」にすぎない。

あくまでも個人的な意見だが、JWの実態を知らない方々は、それほどJWを避けたりしない。輸血拒否とか言っても他人事だからだ。そばにJWがいても不利益のない限り、恐らく普通に接してくれる。

だから、JW信者の子供たち(2世とは書きません。あなた方はエホバの証人になる運命だったわけではないのです、ただ、エホバの証人を親に持った、ごく普通の人間に過ぎないのです)、一般の方々を恐れないでほしい。

君たちがJWのおかしな論理を持ち出さない限りは、みんな普通に接してくれる。そして一般の人々は、それほどおかしなことを押しつけない(まあ例外はあるが)。

そして、親を好きだから親に従う、という考えはやめた方がいい。

中東書記の教えでは、神や親が絶対的に正しいという考えを押し付けているが、実際にはそうではない。少なくとも親が絶対に正しいことはない。これは自分も含めてだ。

だから、親に対しておかしいと思ったことは「おかしい」と言う(思う)べきだし、納得のいく説明が得られなかった場合は親を疑った方がいい。そして「おかしい」理由を自分で探さないといけない(くれぐれもJWの雑誌やWebではなく、本で調べる方がいいと思う)。

 

さて、2/1の「べっぴんさん」。出展企画「女の一生」ですみれがしたあいさつの中で「人にはいろいろな生き方がある。私は子供が自分で決めた生き方を応援する。」と言った(セリフはそのままではないです)。

 

自分もすみれちゃんに賛成。

親の理想と子供の希望は必ずしも一致しない。親の意向を子供に押しつけるのは、膨らむ風船を押しつぶす行為になるかもしれない。親は膨らむ風船がしぼんでしまう可能性も、爆発する可能性も予想できないから平気で風船を押しつぶそうとする。

親としての自分は、自分に害のない限りは好きに膨らんで遠くまで飛んで行け!という思いだ。

 

 

「べっぴんさん」のオープニング曲の歌詞がけっこういい内容なので記載しておく。

 

 

「ヒカリノアトリエ」(Mr.Children)

 

「雨上がりの空に七色の虹が架かる」
って そんなに単純じゃない
この夢想家でも
それくらい理解ってる

大量の防腐剤
心の中に忍ばせる
晴れた時ばっかじゃない
湿った日が続いても腐らぬように

たとえば100万回のうち
たった一度ある奇跡
(JWの)雑誌ばかり読んでいたら

見逃してしまうだろう

さあ 
空に架かる虹を今日も信じ
歩き続けよう
優しすぎる嘘で涙を拭いたら
虹はもうそこにある

 

 

・・・え、歌詞が違っているところがある? まあ気にしない気にしない(笑)。