中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

「世界の哲学者に人生相談」を観る

年度末で「ねほりん ぱほりん」が終わって非常に残念だったのだが、たまたま面白そうな番組予告があったので録画してみた。

 

www4.nhk.or.jp

 

これまで3回分放送しているが、これは面白い。

「自由」だの「孤独」だの「愛」だの、視聴者の悩みやゲストの悩みを、有名な哲学者の言葉を用いながら解決の糸口を見つけていく?ような番組だ。

 

1回目・2回目の放送には石井竜也さんがゲスト出演していたが、なかなかいいコメントをよせていた。

「孤独」がテーマとして挙げられた回では、普段は寡黙な父親から電話がかかってきて、心に染みる言葉を石井さんに与えてくれた、というエピソードを聞きながらうるうるしてしまった自分。

うちの父親はそんなこと言ったことはなかったが、実際に同じシチュエーションだったらどんなことを言ってくれたかなあ、なんて想像した。

 

3回目ではサルトルがメイン。サルトル自身は常に自由でいつづけ、パートナーと籍を入れず「契約結婚」という形で添い遂げたそうな。

その「契約結婚」というのは結婚時に様々な取り決めをした上での結婚、ということのようだが、サルトルとパートナー(ボーヴォワール)の交わした取り決めは「他の相手と付き合っても構わない」というものがあったそうで。

 

TVを見る限りではほお、と憧れるものの、現実的にはなかなか厳しいだろう。そもそも自分には女性を魅了する技量がない(笑)。

 

番組の中には、あるシチュエーションで2つの選択肢からどちらかを選ぶ「思考実験」なるものもあり、どちらを選択したらいいか悩ましく感じることもある。

 

いろいろ書いたが、自分のちょっとした悩みや不安などを少し楽にするエッセンスはあると思うので、興味のある方はぜひ観てもらいたい。

もちろん現在に不満のない方も、「こんな考え方があるんだ」という発見があるかもしれない。

次回放送を心待ちにしている。