中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

なおじ 原液と飲む

ツマは「エホバの証人として、父親として、夫としてちゃんとしている兄弟と話をすれば、自分のおこがましさに気づくに違いない」と思っているのだろう。

 

これまで証人と飲むことはあったが、いわゆる家での食事招待という形で、ツマからの監視を受けながら、ということばかり。

ダンナさんたちの話も、どうも本音を隠しているような感じで親しみが持てない。

話をしていてもなんだかんだで「聖書には・・・」になってしまう。

そのくせ会話が噛み合わないのに態度だけはやけに馴れ馴れしい感じ(握手を求めるとか)が、なんだかなあ、と思っていた。

 

原液信者Aさん一家はここのところツマが懇意にしている家族らしい。

自分が仕事の日に家族で公園に遊びに行ったりしているみたい。

自分もスポーツの集いで子供さんやダンナさんに会っているのだが、ダンナさんのガチガチ原液らしからぬ雰囲気と言動が気になっていた。

向こうも自分と話をしたいと思っていたらしく、ツマ経由で連絡先を教えると、自分の休みの日を指定して「一杯飲みませんか?」とのお誘いメールが来た。

 

最寄り駅で落ち合う。いつもの握手があるかと思ったらそぶりも見せない。格好はラフなもんで、気の置けない友人と遊びに行くような感じ。

 

近くの居酒屋に入り、思いつくままに話をしてみた。

向こうは自分の仕事に興味があったらしく、最初は仕事系の話ばかり。

中盤は子育ての話。「子育てでは大先輩」などと言われて悪い気はしないが、先に子育てを始めた立場とはいえ、反面教師として参考にしていただくくらいしかないような・・・。ただ、最近の事件を取り上げて「教育虐待」についての話はしておいた。そして、「同じ思想や思考を持った集団の中にいると、それから逆らうことは難しい」と、直接JWとは言わないものの、それを匂わせるようなことは話しておいた。

「経験によって学ばせる」という話はAさんも同意してくれた。

ことなかれ主義というか、先回り危険回避主義は子供の成長を妨げることにも同意してくれた。Aさんの奥様も先回りして子供の危険を取り除いてしまう方らしい。ツマと気が合うのにも納得。

 

さて後半。

Aさんの家族構成などを聞き、自分が当時パソコンおたくだったことを話すと、当時のゲームの名前を出してきた。

 

Aさんのご家庭は、母親が信者、父親が非信者、お兄さんとお姉さんがいるが、非信者だそうな。末っ子のAさんが絡め取られたのも仕方がないと思われる。

「つらくないですか」と尋ねると、「今は別に」と返ってきた。

建築系の仕事をしながら3人の娘を持つ父親。JWとはいえ、比較的自由を尊重する彼の姿勢に好感が持てた。

さらにその後、30年以上前にはまっていたゲームの名前をAさんが出してきてびっくり。Aさんも当時ゲーム好きで、「亡霊」というサブタイトルのついたアクションゲームを買ってもらうのに「亡霊」部分を手で隠してごまかしていたそうな。

 

非信者の父親がそれなりに子供さんを守ってきたのだろう。自分もがんばらねば。

 

そんなんで盛り上がりまくり、店を出たのが4時間後。

またいつか飲みに行こうと約束して別れた。

 

JWの信者にも温度差がある。スポーツを好むJWもいれば、スポーツを「争いだ」と行って拒む者もいる。つまらぬことは気にしなければいいのに。