中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

本(TV番組)の紹介

ぜんぜん、青い。

「わろてんか」も終わり、4月から始まった「半分、青い。」 設定年代がちょうど自分とほぼ同じなので、出てくるものに思わずクスリ、とすることがある。 さすがにマグマ大使はリアルタイムで観ることはなかったが、当時は懐かしいアニメや特撮番組の特集をや…

ネアンデルタール人の孤独

NHKスペシャル「人類誕生」第二集を観た。 第一集は撮り逃したので、前回の放送は観たつもりでTVの前へ。 しかしそういう時に限ってツマが掃除機で床掃除を始める・・・ 嫌がらせにしか思えない状況を3分我慢し、TVで微笑む高橋一生に集中。 人類の進化の中…

ずっと人間のままでいたいかなあ

朝日新聞5月3日朝刊「折々のことば」より 「アメーバなんて嬉しいじゃないか。ひとつになったりふたつに分かれたり・・・変幻自在。自由奔放に生きている。素晴らしいじゃないか。」 岡本太郎 こういう発想のできる方に共感。 永遠の命に魅力は感じない。 む…

「フェルマーの最終定理」を読む

理系出身ではあるが、数学や物理、化学の勉強は苦手だった。 社会人になって「もっと真面目に勉強していればよかった」と思うことは多々あるが、教養としての自然科学はとてもおもしろい。何しろテストで採点されないのだから。 数学と思わずにパズルを解く…

「エホバの証人の子供たち」を読む

これまで読んだ元エホバの証人の本は、主観的(一人称的?)な書き方をしている。当然著者の感情がよく言えばストレートに、悪く言えばあからさまに出る。 この「エホバの証人の子供たち」の著者の文体は、自分自身はただの取材者で、これまでJWとは何の関わり…

「できそこないの男たち」を読む

できそこないの男たち (光文社新書) : 福岡 伸一 : 本 : Amazon こいつは林真理子のエッセイでも村上龍の小説でもない。 生物学者の書いた、生物学的に見た「男」の話だ。 著者は福岡伸一氏。ずいぶん前に「生物と無生物のあいだ」という本を出して話題にな…

「毒になる親」を読む

www.amazon.co.jp 「あなたのために」と言って自分の要求を子供に押しつける親がいる。 「あんたのせいで俺の人生は思うようにいかないんだ」と言って子供を非難する親がいる。 「お父さんはお前を愛している、だから怖がらなくていいんだよ」と言って娘の体…

『「偶然」の統計学』を読む

ここ数年「奇跡の××」だとか「ありえない展開」だとか、起こる頻度がものすごく低いことを謳っているフレーズをよく見かける。 そんな「到底起こりそうにない」出来事が、実は「ありふれている」というのが本書の大雑把な内容だ。 予言に関する話の中では、…

「100の思考実験」を読む

会社の同僚の持っていた本を読ませてもらってかなり面白かったので書いておく。 www.amazon.co.jp これは読む本ではない、「考える本」なんだそうだ。 実際に読んでみると、自分が結論としてどうするか、を問われる。 どちらが正しくてどちらが間違っている…

「イエスという男」を読む

たもさんの記事イエスは本当に恋愛しなかったのか!?|たもさんのカルトざんまい の下に表示されていた本に興味が湧き、読んでみた。 「イエスという男」(田川建三 著) 多くの人々や宗教学者は、イエスを「神の子」だと信じて疑わない。そこからイエスのこ…