東京都知事選 誰を選べば?
7月5日に東京都知事選がある。
ポストに入っていた選挙公報はとりあえず読む。
毎回のことなのだが、公約と称して投票者に都合のいいことをズラズラと書きならべている候補者ばかり。
「4年でこれできるの?」とか「財源はどうするの?」と首をひねってしまうものばかり。
ある候補者は、別の選挙では節約を大きく謳っていたはずなのに、都知事選ではコロナ保証と称して総額15兆円の補助金を出すんだそうな。
えーと、どこからそのお金が降ってくるのかな。お金のゲリラ豪雨でも期待してるのかな。
現職さんは理想を書くばかりで具体的なことが書いていないように見える。オリンピックにしろコロナウイルス対策にしろ、最前線にいたという自負が、今回も勝てるだろうという甘さになって出ているような気もする。
サンライズに「候補者の衣裳はうちとは関係ありません」と言わせた候補者もいる。
記念受験のようなものなのか?
東京オリンピックを中止する、もしくは具体的な開催案を提示した上で開催する、という公約を掲げた候補者がいれば注目するのだが、公報にそれを書いていたのは1人だけ。それも全然具体的でない「リモート競技」と書いているだけ。
現在の状態ではオリンピック開催は無理だ。
選手の密もあるが、観客の密をどう解決するか、JOCからまったく話が上がってこない。
無観客でやるとすれば、チケット収入は期待できない。客が来なければ飲食・宿泊業も立ち行かない。
例えば明日新型コロナウイルスワクチンが完成したとして、1年間でオリンピック出場選手と関係者・観戦者に接種できるだろうか。
ギリギリまで開催をあきらめないでいざ来年できません、ということになったら、今開催を断念するよりもダメージが大きくならないか。
選手や開催関係者の感情論だけで無理やり開催すれば、国内感染の第X波を誘発する。
と自分は思うのだが。
ハリウッド映画のような都合のよい展開は、現実では期待できない。
結局誰に投票しよう。少しでもマシな政策を実行してくれる方に投票したいが、これだ!という人がいない。
今回の選挙で挙げるのなら、新型コロナウイルス対策とオリンピック開催の是非だと思うが、開催しないと言って叩かれるのが怖いのかな。
あと一週間でタラタラ考えよう。