ボヤージュ こっくりさんを試す
緊急事態宣言が続く日々。
お上の言うことに従って不要不急の外出を控え、自宅で休日を消費する。
読書にはいい機会で、新聞記事で気になった本を借りては読んでいる。
最近は「テメレア戦記」という英国のファンタジー小説にはまっている。
ソースは安定のスマホ廃人。しかし先日の中間テストで数学90点越え・・・
先方もさすがにプロで、お金を払った分の成果は出してくれているようで。
ソースにも潜在能力がけっこうあるんだろうが、その力を親は引き出してあげることができなかった。◯◯セミナーさん、今後も息子をよろしく頼みます(こちらの資金切れが先かもしれないが)。
ボヤージュは学校から帰って宿題をやった後は家で遊んでいる。2年生の途中から友達の家に遊びに行くことがなくなり、新型コロナウイルスが蔓延してからは当たり前のように家にいる。
自分が休みの日にはタブレットを貸してあげるのだが、お気に入りの「モンスターストライク」に飽きるとYoutubeで動画を観る。好きなシリーズがあるようで時々「父ちゃんこれ面白いよ」と言って見せてくれる。
少し前に突然「こっくりさんしよう」と言ってきた。
こっくりさん・・・って自分が小学校の頃にはやっていた霊を降ろしてくるゲームじゃん。◯W的には完全アウト!!!!!
「はい」「いいえ」とか数字を紙に書き、ボヤージュの説明に従ってお互いの指を10円玉の上に乗せた。
「こっくりさんこっくりさん、降りてきてください。いらっしゃったら『はい』に動いてください」ボヤージュが言った。
10円玉は動かない。
「降りてきてないなあ、じゃあやめる!」と言ってあっけなく終了。
どうも「こっくりさん」の動画を観て影響されたらしい。
実は自分、はやっていた当時「こっくりさん」をやったことがなかった。理由は分からないが、「そんなの嘘っぱち」だと冷めていたのかもしれない。
そんな状態なので、JW汚染はそれほど広がっていないのかもしれない。とはいえツマがやってくるとあわててタブレットを隠してしらじらしく「ようお母ちゃん!」と演技する。バレバレじゃないか?
タブレットの動画を観ているだけでは世界は大して広がらないかもしれないが、選択のない自由を与える親よりは100億倍マシだろう。チチとしてはもうちょっとお友達と交流してほしいもんだが・・・
相変わらずツマはボヤージュの登校にしばらく着いていき、下校時に途中まで迎えに行っているようだ。ボヤージュを監視しているとすれば愚かにも程がある。そんなヒマがあったら新しい料理のメニュー1品でも考えてくれ。
テーブルにクッキーが置いてあった。誰からもらったかは大体察しがつくので放置しておいたら、翌朝「これ◯◯さん(もちろんJW)からいだたいたの。おいしいから食べてね。ああ、またオンライン飲み会に参加してくださいね、□□さんから。」とツマ。
口頭での質問には答えるつもりはないので無視していたら、
「誰からもらったとか関係なくおいしいんだから食べてよ、すねてんの?」
とムキになって言い放った。
え?
誰が、何の理由ですねてると?
もう1年以上あなたと言葉を交わさずにいるの。あなたと話すのが不快だから。話せば話すほど不愉快になるから。その不愉快状態をなるべく発生させないようにしているのに何を勘違いしているの?
メモに返答しようと思ったがやめた。
ツマがムキになった理由を察したからだ(勘違いかもしれんが)。
JWのどなたかからクッキーをもらったのはいいが、相手から「なおじさん、クッキー食べてくれた?おいしいって言ってくれた?」という質問に答えられないことに苛立ったのでは、というのが自分の推測だ。
そもそも誰からもらっても関係なくおいしいのなら「◯◯さんからもらった」とか言わなけれていいのだ。あえて言う理由は「JWは愛がある」と押しつけたいから。
(なおじの)実家から母が送ってきた餅にまったく手をつけないくせに、自分の仲間がお店で買ってきたに過ぎないクッキーをありがたがるその言動は醜悪極まりない。
ますますあいつに関わりたくなくなった。
先日メロンパンを試作した。みてくれはそれなりによかったが、中のパン生地が固い上に生焼けとなり失敗。次はもっとうまく作る!