中東書記(聖書と呼ばれる書き物)を読まない男、紙様にぼやく

本、新聞などの記事について もごもごと感想を書きつつ、どこぞのカルト宗教に取り込まれてしまった方々についてぼやいております。

その部屋の中だけの楽園

ボヤージュが、少しせきが出たというだけで10日も小学校を休んだ。

去年も同じようなことがあった。

空気の乾燥する時期はのどがガラガラして、ほこりを少し吸うだけでせきが出るらしい。マスクをつけてもだめだそうで、そうじもやりたくないみたい。

 

ただ、その程度で学校を休むというのは個人的にはまったく納得できない。裏にはツマの「学校になんか通わせなくてもいい、義務教育だからしょうがなく行かせているだけだ」という思惑が感じられる。自分の思い過ごしだといいが、エホバフィルターをかけるとそういう風にしか見えない。そもそも家にいたところで症状が改善しないのなら、学校に行ったほうがいい。自分の世界を自分で狭めるなどもったいない。ましてや子供の世界を狭くするよう強いるエホビアンの親を持つ子供であればなおのこと親から離れた時間をたくさん持たなければいけない。

 

ボヤージュは学校に行かないことが平気みたいで、ほぼずっとツマと過ごしている。専業主婦で現在さしてやりたいことのないツマは、買い物以外はずっと家でボヤージュとじゃれあっている。幼稚園の登園拒否のことを思い出す。ツマの部屋で何をしているかまったく分からない。部屋のドアは常に締め切っており、万年床のふとんの上に何が広がっているかを想像するのがいやになる。

 

時々同級生の悪口をツマと言っているのが聞こえる。

その様子は、一般人を「世の人」と蔑むエホビアンを連想させる。

このままボヤージュが学校生活を呪うようになったら、行き着く先はまた登校拒否だろう。

本人にいまいち学校に行こうという意欲がない。意欲を奪っている原因は明らか。

 

部屋にこもる二人の姿が、エデンの園にいた人類のはじまり(と中東書紀に書かれている)の二人に重なる。

ツマにとっては自室でボヤージュとじゃれあうのを楽園でも続けたいと思っているのだろうか。

 

 

今朝も時々せきをしていたが、学校には行った。ツマが「休んだほうがいいんじゃない?」と登校をやめさせようと誘導していたが、ボヤージュは従わなかった。

いいかげんツマの束縛にも飽きてきたのかもしれない。

子供は成長する。いつまでも親の胎内と同じような精神環境では心が窒息する。

 

小学校で楽しいことをたくさんみつけてきておくれ。それが君の世界を広げるのだから。

(どこぞの宗教信者のように)世界を恨んでも何も変わらない。