「信じてほしい」という言葉
一緒に仕事をした後輩がミスをした。
普通は起こるはずのないことだったので問いただしてみると、「気になることがあったため無線機を外して持ち場を離れました」との返答。
なんでわざわざそのタイミングで持ち場を離れるんだ・・・前日に同じことをやっていたのに。
日頃は温厚なつもりの自分も彼を叱る語調が荒くなった。あまりにバカげた理由だったので、
「念のために聞くけど、それ本当のこと?」と尋ねると、
「こう言っても信じてくれないかもしれませんが、信じてください」
そう彼は言った。
何かひっかかったのでしばらく考えてみた。
ああそうだ、「信じてください」というのは「本当のことを言っています」ではなく「その内容が本当だろうがウソだろうが自分を信じてください」とも受け取れると感じてしまったのだ。
自分の想定していた理由と彼の言った理由が異なっていたせいで余計にそう感じたのかもしれない。
新型コロナウイルスの感染対策で現場がギスギスしているので自分の心もそんな勘ぐりをするようにねじくれてしまっているのかな。
日曜日でその現場も終了。これから2週間はほぼ引きこもりの夏休み週間となる。